612 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2011/03/07(月) 11:32:59.75 ID:kYUNaEqA0
大きなドーベルマンを飼っている男がいた。
その隣人は一羽のウサギを飼っていた。
男はドーベルマンがウサギにちょっかいを出さないよう躾け、
隣人との友好的な関係を保っていた。
ある晩、一週間の出張から帰り、疲れて眠っていた男は奇妙な音で目を覚ました。
庭に目をやると、ドーベルマンが嬉しそうに何かを転がして遊んでいる。
焦った男が走り寄ってみると、やはりおもちゃの正体は一羽のウサギだった。
男は慌ててその死骸を取り上げ、バスルームで泥を洗い落とし、
ドライヤーで毛皮を乾かし、こっそり隣家のウサギ小屋の中に戻しておいた。
翌日、出勤途中に隣の家の前を通ると、隣人である女性が泣いている。
「一体、どうしたんですか。まさかウサギが死んでしまったのですか」
女性は泣きながら頷いた。
「でも死んだのは三日前なの。庭に埋めた筈なのに、今朝になったら小屋の中に戻っているのよ!」
米立がブツブツ6