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私が君を守るよ  【行き掛けの駄賃 】

行き掛けの駄賃

十二国記は4冊揃ってから読む予定。目の前の2冊が誘惑してくるけど
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私が君を守るよ  

58 名前:長文スマン [sage] 投稿日:2008/01/10(木) 10:17:02
最近まで家をでていった兄とは絶縁状態だった。
しかしある年末、何年ぶりかに家族揃って(父はいない)食卓を囲む機会があった。

そこでいつも頼りない母に兄が説教しだした。
昔は一人出ていき自分に全部おしつけ、なんと勝手なと思っていたものだが、その日は兄も一人暮らしいろいろ苦労があっただろうなんて思って聞いていた。

黙っていると私の子どもの頃の話題になった。
中学くらいまで母親には散々殴られ蹴られ、毎日死ねばいいのにといわれていた。
20数年、生れて初めて母親にその頃のことをつらかったと打ち明けた。

すると母は、「そんなことしたの…?」と。
拍子抜けしたというか、おぼえていないという事にびっくりして絶句した。
声を殺して泣いていた幼少期や、自分の自信のなさやネガティブさを克服しようともがきまくってきた苦悩ばかりの日々、全てが薄っぺらいものに思えた。

すると突然、兄が怒鳴った。
ふざけるな!と言った。
私の人生がかかっている問題であったこと、それを思えば私がこれまでどんなに辛かったであろうか、
謝れ!本気で謝れ!!と怒った。

59 名前:続き [sage] 投稿日:2008/01/10(木) 10:45:16
兄は、もはや思い出してもつまらないことと、心の中にしまった事細かなことまでおぼえていた。
気にしていた言葉や思い出が、兄の口から出た。


もういいよとしか言えなかった。
兄はあの日私が黙って泣いていたのを、感傷にひたって泣いたか、母親が忘れ去っていることに傷ついたかとでも思っているかもしれない。

兄よ、そんなことはどうでもいいんだ。
ぶつかってばかりで本当に仲の悪かった兄がちゃんと知っていてくれたこと、
人が自分のために本気で怒ってくれることのありがたさに、涙が止まらなかったんだ。

その時私は、これで本当に終わりにしようと思った。
ずっと追い出せなかった心の中の暗いもの全部。

君は荒れて若くして家を出て、どんなに大変だったであろう。さびしかっただろう。
何も力になれていなかった、本当にごめん。

君は私を守ると言ったけど、私が君を守るよ。
こんな気持ちは初めてだ。
生まれてきてくれてありがとう。
本当にありがとう。

私の双子の兄へ



【兄弟】とっても好き!3人目【姉妹】
[ 2011/04/06 21:11 ] 家族・義家族 | TB(0) | CM(0)
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