852 名前:可愛い奥様[sage] 投稿日:2011/02/14(月) 15:55:56 ID:+sX0i/Q70
高校の時、ちょっと遠めの友達の家に行った。
行きの道のりでは気が付かなかったけど、
1人の帰り道で、人通りはほとんどないし、民家も全然ない道だと気が付いた。
どんなに歩き続けてもいつまで経っても大通りにも出ないし、
来た時よりも、あまりにもバス停が遠すぎる気がして、
迷子になったのかと、かなり不安な気持ちになった。
すると、ちょっと遠めに見える街灯の下を誰かが歩いている。
「あの人にバス停までの道を聞かないと家に帰れない!」
と思い込んだ私は、ローファーで走って追いかけた。
距離が縮まったあたりで、女性だと分かった。
すると、その女性も走り出した。
「逃すものか!」と必死に追いかけて、どうにか声をかけられる距離まで追いついて、
大声で「すみません!!」と話しかけた瞬間、
その女性が「キャー!!」と叫んで耳を塞いでしゃがみこんだ。
その声に驚いた私も「キャー!!」と叫んでその女性と同じ格好になった。
私に向き直った女性が「お願いだから殺さないで。」と言ってきたので、
「何でですか?」と答えた(『殺す』とか頭になかったので)。
その瞬間に、女性が号泣し始めてしまった。
そこで、呼び止めた理由を話して、
お陰さまで門限に間に合う時間に帰宅出来たけど、
もう1度会う機会があったら謝りたい。
【穴があったら】恥は書き捨て【入りたい】3