中では女性ばかり集められてて、スーツ着たノリノリの小僧ぽい兄ちゃんが、
「次はー××です。これ欲しいですかー」
「この商品は、○○するものです、わかりましたかー」と質問しまくっていて
いちいち必ず手を上げさせられる。
私は端の後ろに座ってたんだけど、別に興味のない商品のときは手を上げないでいたら、
他のにーちゃんがすすすと寄って来て、いきなり手を添えられて「上げて下さい」と
言われたよ。
なのでそこからは一応上げといた。
875 :869 長文スマソ-続き1:03/11/21 00:46 ID:1+P2pvjz
で、豪華な掛け時計とかの景品をちらつかせつつなかなか渡さずに、
100均で買えそうなこまいものを次々配って、
段々反射的に手を上げるようになった頃、本命の羽ぶとん登場。
同時に司会が小僧からコワモテ系のおっさんに。
いかに布団がいいものかを語りつつ、やはり話の随所で「わかりましたか」と
訊いては手を上げさせる。
強面登場で一瞬ひきかけた会場内も、
とりあえずおっさんが丁寧に話していたのと、
今まで通り手を上げていればいいんだという安心感で元の雰囲気になった。
で、「この布団をね、皆さんに買って下さいとは今ここでは言いません。
私達はあくまでこの布団の良さをわかってほしいだけ。
ここで、いろいろとさし上げる代わりに長いこと話を聞いていただいて
布団の良さをわかっていただければ、皆さんおうちに帰られてからお友達に
話すでしょう。
私達の願いはそれなんです。決して皆さんに今買わせたいのではなく、
皆さんにこの布団の良さをわかっていただくことが目的なんです」と、
あくまで宣伝目的であることを強調。
そしていったん大本命の羽ぶとんの前に、ちょいと高めの肌がけを出して来た。
それを突然集団の中の一人が「買う」と宣言。
ずーっとちらつかせていた掛け時計が
ここぞとばかりに彼女にプレゼントされた。
876 :869 長文スマソ-続き2:03/11/21 00:50 ID:1+P2pvjz
そして、改めて布団。詳細忘れたけど、120マンが60マンとか、そんな値だった。
「皆さん、この布団の良さがわかっていただけましたか!」(゚∀゚)ノハーイ
「この布団を帰ってお友達に紹介して下さいますか!」(゚∀゚)ノハーイ
ここで突然二十歳そこそこの女の子が買います宣言。
「本当に? 買ってとは言ってないですよ、購入されるんですか!?
あなたお若いけど、支払いは大丈夫なんですか? 無理されることないですよ!」
『そのくらいなら大丈夫です!』明るく答えるサクラちゃん。
「えらい! その若さでものの価値が分かるとは!」
もちろんサクラちゃんにも豪華景品プレゼント。
「さて、皆さん、もう一度、このお布団はいいお布団だと思う人!」(゚∀゚)ノハーイ
「おうちに帰ってお友達に紹介できるくらい、このお布団の良さが分かった人!」(゚∀゚)ノハーイ
「購入申込書に名前書いてもいいと思うくらい、このお布団の良さが分かった人!」(゚∀゚)ノハーイ
「今、購入申込書に書いてもいいと手を上げましたね!
じゃあいいんですね、
書 い て も ら い ま す よ ?(ぎろり)」
申込書の一語が出た時点で手を上げなかったのは私ともうひとりだけでした。
そして私とその方は、何やらこまものがたくさん入った紙袋を押しつけられて、
会場の隅から追い出されるような勢いで出され、そのままさよならされました。
いやあ、我ながらちょっと無謀な行動でしたが無事帰れてよかった。
あそこにいたおばさまたちが、無事クーリングオフできていますように。
長文失礼しまつた。
д゚`)見てはイケナイものを見てしまった その2